それは全て優しい時に包まれて




あまりにもここが幸せで居心地が良過ぎて




だから・・・・・













++++ 幸せの代償 ++++













やっと手に入れた









―――― 愛しい人









愛しい人は手を伸ばせば触れることができて




声をかければ明るい綺麗な音がかえってきた














そんな些細なことが幸せで ――――














―― 幸せで














―――― 本当に幸せで














―――――――― あまりにも幸せすぎて














けれど









幸せすぎて














時々無性に不安に襲われる














これは




優しい残酷な夢を見ているのではないか?














―――― そんな不安に駆られる時がある














そんな時




不安で




不安で




本当にどうしようもなく不安で仕方がなくて














―――― 俺は彼女を求めた














どうかこれが夢ではないように




どうかこれが現であるように・・・・・




そんなちっぽけな願いをこめて




俺は彼女を幾度も腕の檻に閉じ込めた









彼女がどうか俺の元から消えてしまわぬように




どうかこの優しい時が永久に終わってしまわぬように




この先も彼女と共にあり続けることができるように














どうか今のこの時が幻ではないように・・・・・














そんな願いをこめて




今も、そしてこれからもずっと彼女を抱きしめ続ける














END




++あとがき++
この小説のタイトル、メチャクチャ気に入ってます。
はっきり言って、珍しいです。
ここまで気に入ってるのは珍しいです。

この小説は「○クミ」で作ってみました。
つまり、誰が久美子さんを手に入れたんでしょう??

みたいな感じで(笑)

あと、この小説のタイトルについて・・・・・
人間、よく言うではありませんか(>д<)ノ



「幸せすぎると怖くなる。」



幸せなのは嬉しいこと。

でも、幸せすぎると時々不安に襲われて無性に怖くなるってね。


だから、そんなのに触発されてこんなのを作って見ました。
まぁ、皆さん気に入ってくれると嬉しいのですが・・・・・(汗)


h18.5.11


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