それは突然身に降りかかった出来事――――
回避することなど不可能・・・・
捕らえられたら
もう動けない―――――
+++++ C a r d s +++++
騒がしく賑やかな授業中と比べて
今は随分と静かで穏やかな放課後の3Dの教室―――――
部屋の主達がいない教室は、まるで別物のような違和感を持っていた。
今はもう誰もいない・・・・・
はずだった。
ガタンッ・・・
ガタガタッ・・・・
大きな音。
小さな音。
そんな静かな教室から怪しげな物音と会話が聞こえてきた。
「・・く、来るな沢田・・・・・」
「・・・・・・・」
「やめろ」
「・・・・・・・・」
「嫌だ!!やめろ!!」
「いいかげん、おとなしくしろ・・・・
ここには俺とお前しかいねぇし、どうやったって仕方がねぇだろ・・・」
「放せ!!嫌だ、嫌だ!!やめろ!!!」
「・・・お前も、いいかげん諦めろ。往生際が悪い・・・」
「放せ沢田!!」
「五月蝿い・・・・」
ガタンッ!!
ガタガタガタ・・・・・!!
その瞬間、3Dの教室に一際大きな音が響いた。
「嫌、やめ、あ、あぁぁぁあああ”あ”・・・・・」
危険な会話。
時は夕暮から夕闇へ。
日は大分西へと傾いて闇が迫っている。
放課後の3Dの静かな教室には慎と久美子が2人っきり。
そして怪しい会話と、悲鳴・・・・・・・
「お前の負けだ・・・・・・・」
To Be Next・・・・・・>
++あとがき++
少し長めのお話です。
まぁ、気長に続きを待っていてください。+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
あ・・・・・一応、裏のお話ではないんで安心してください。
H20.2.18
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