慎のサラッと出たその言葉に、三人は度肝を抜かれた・・・・・・
武「って、えぇ!!」
隼「まさか、あんたマニアック思考?あいつのあんなカッコにあんた惚れてるのか?」
竜「・・・・・・・」(少し引いてる)
慎「(矢吹とか言うやつ・・・・失礼な事言いやがって・・・・)
違う・・・・・・・・・あいつの普段はダサい」
武「あ、はい。見たままですね。というか、それしか言いようがないですね。」
タケは何で慎がそんな分りきったことを言うのかわからなかった。
慎「・・・・・だから、あいつの本当の姿に周りは気がつかないだろ」
竜「・・・・・・・!!」(なんとなく気付いた)
隼「は?だからそれがどうしたんだよ?」
慎「・・・・・お前、これ以上ライバルを増やして何が面白い?」
その言葉に隼人はビシッと固まった。
武「あ!!!!そっか、ヤンクミ普段はダサいからモテないけど
それなりの格好したら美人だし凄くもてるよね。って、ことはライバル急増ってこと?」
慎「・・・・・それでもまだヤンクミに違う格好をして欲しいか?」
隼「山口は今のままで良し!!」
武「隼人・・・・・意見が180度一気に変わったよ」
隼「眼鏡上等!ジャージ上等!!おさげ上等!!!」
竜「確かにこれ以上ライバルが増えるのは得策じゃないな」
隼「眼鏡上等!ジャージ上等!!おさげ上等!!!」
慎「だろ」
隼「眼鏡上等!ジャージ上等!!おさげ上等!!!」
武「・・・・・隼人、五月蝿い・・・・・」
隼「別にいいじゃねぇか!!今まさに『ダサい格好応援運動』やってんだからさ!!」
武「・・・それ運動・・・なの??」
隼「・・・・・とりあえず山口は今のままで良し」
竜「で、結論も出たし、これで解散になるのか?」
武「結局変化の無いあの格好が一番なんだね・・・・でも、見たかったかも」
慎「・・・・俺は見たことはある」
武「ええぇぇぇえぇぇ!!」
隼「なに!!あいつでもスカート履くのか!!」
よっぽど驚いたらしい。
慎「・・・・・・・」
無言で慎は昔、自分の担任だった時のあいつのスカート姿を思い出してみる。
慎(・・・変装。チアリーダー。スーツ。・・・・・なんだか溜息をつきたくなった。)
竜「黙秘かよ」
慎の様子に竜たちは誤解し、イライラと苛立った。
隼「かぁぁぁ!!俺だって山口がスカート履いてるとこ絶対見てやる!!」
武「は、隼人落ち着いて!!」
タケは隼人をなだめるのに必死に体力を使った。
竜は見ているだけで手をかしてくれない。
武(ああ、何で俺いっつもこんな目に・・・・・)
タケは自分の目じりにほろりと滴が集まるのを感じた。
――――いきなり脳内会話B。(管理人へ・・・略)
武(・・・・・何で俺のアツカイいっつもひどいのさ!!)
管(ごめん。あいつら暴走しすぎて止める役いないから・・・・・)
武(だからって全部俺に押し付けないでよ!!
何で俺1人で竜と隼人、2人面倒見なきゃいけないんだよぉ!!(泣))
管(いや、マジごめん・・・・)
武(胃に穴が開いたら・・・・・・・管理人の鼻にネギ詰めてやる・・・・)
管(勘弁してください・・・・・・・)
やがて、慎は急に掛かってきた電話で用事ができたのか、喫茶店を去ることになった。
しかしその場を去る時にまた嵐のような一言を投下していった。
慎「・・・・・・ああ、お前らにあいつ譲る気なんて毛頭ないから」
この言葉に3人が反応する―――――
武「っっ慎さん!!落ち着きかけてたのに、また・・・・・!!!」
竜「上等」
隼「当たり前、あんま俺たちを舐めないでくだパイ★」
ああああ。
なんだかんだでまた嵐の予感。
さぁ、いったいどうなるのやら。
では、これからも『おもちあんぱん』をよろしくお願いします。
以上。
END――――
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おまけ・・・
――――いきなり脳内会話C。(管理人・・・略)
隼(おい・・・・管理人・・・・・・)
管(ん??はい??なんですか??)
隼(なんで、なんで俺だけ脳内会話で管理人に抗議!!って内容が本文に無いんだ!!)
管(・・・・・別にいいじゃないですか、特別にオマケ作ってあげたんですから)
隼(特別かぁ・・・・って、よくねぇよ!!)
管(・・・・・・ぶっちゃけ、めんどくさかったから)
隼(ドチクショーーーーーーーー!!!!!!!!)
本当におしまい。(〃´∀`)・・・・・かな?
さらに、しょぼいオマケヘ行ってみる→ |
*****後書*****
とうとう完結。
長いこと引っ張りました。(汗
気がつけば三万ヒット。ε=ε=ε=ε=(ノ*´Д`)ノ
皆様、こんな偏狭な所までお越しいただいて、嬉しい限りです。
うん。
これからもよろしくお願いします。(〃´∀`)ノ
h20.4.24
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