しかし、考えれば考えるほど完結には持っていけない事実があった。





はぁ・・・・・・・・・





というか、一体何でこうなった!!





誰かこの解決法を知ってるんだったら、


いや、知らなくてもいいから教えてくれ――――!!!!!!








(知らなかったら教えようがねぇよ・・・・(汗))


何処からかそんなツッコミが聞こえてきそうな気がした。








私と沢田、教師と生徒。


まるでドラマの中の世界じゃあるまいし・・・・


なんて、そんなこと思ってても実際に起こっちまったら・・・・





っっっ・・・・・いったい、どうしたらいいんだよ!!!!!!!!!





久美子はそんな出口の見つからないような事を黙々と考え込んでいた。


そして意識を飛ばして悶々としているところに突然声を掛けられた。








「・ミ・・・・クミ・・・ヤ・・ンクミ〜・・・お〜い、そんな所で何してんだ?ヤンクミ??」





久美子は自分を呼ぶ声のした方向に、何気なく振り返って見るとそこには・・・








「・・・ハッ!!って、クマ!!それに・・・・お前ら、どうしたんだ???」








そこにはクマはもちろん野田や内山や南。


当然、今一番気になっている慎もいた。





「俺らはボーリングのタダ券、知り合いに貰ったから遊びに行く途中〜・・・」





野田と南がそろってフォームを決めながら応えた。








「ふ〜ん、そっか・・・・」








久美子はなんとなく返事を返し、何かがずっと自分を見つめてくる視線を感じて、


クマ達と会話をしながら視線を追ってみると、やはりというか見つめてくる視線は慎だった。





そして久美子は当然のようにバッチリと慎と目が合って、瞬間的に無理矢理逸らした。。。。。





ついでに言えば、その瞬間に慎の機嫌が急降下したのは言うまでもない。


言葉は発しなくても一瞬にして魔王のようなオーラを身に纏えば機嫌など一目瞭然。


見る人が見れば殺気立っているのがだだ洩れである。


ついでに言えば見る人が見なくても凶悪な顔を見れば不機嫌など丸わかりである。








「そーゆう、ヤンクミはこんな所で何してたんだ??」





内山が久美子に問い掛けた。








「へっ、あ、あたしは散歩の途中に偶々ここで休憩してたんだけど・・・」





久美子は慎と目をあわせないようにして応えた。








「ふ〜ん・・・」





内山が不思議そうに久美子を見ながら相づちを打った。








「・・・一体どうしたんだヤンクミ??いつもの元気がねーぞ???」





クマが問い掛けた。








「エッ、べ、別になんともないよ、あたしはいつも元気だし・・・

心配しすぎだってクマ、いつもと同じ・・・だ・・・・・」








久美子は昨日の疲れと寝不足もあってか、やはりいつもよりは少し元気がなかった。


そんな久美子の様子を見た四人は円陣を組んで急にヒソヒソと話を始めた。








「なー・・・おかしくねーか今日のヤンクミ」


「そうだよなウッチー・・・一体どうしたんだヤンクミの奴」


「南もヤッパそう思う??・・・・たしかに変、だよなヤンクミ」





野田が南に応えた。














「・・・・・はっ!!・・・・・っま、まさか!!!」





クマは思い立ったことがあったのか、目をくわっと見開いて驚愕の表情を浮かべた。














「ど、どうしたクマ??もしかして心当たりがあるのか・・・・?」





「・・・・・・・」





慎は一言も喋らず四人の様子を側からジッと見ていた。








「・・・ヤンクミの奴、朝飯でも抜いたんじゃ・・・・」











・・・・・・・・・・・・・・。











4人の周囲が一瞬静まった。








「「おいおい、お前じゃあるめーし・・・・」」








内山と南が同時にクマに向かってツッコミを入れた。








「ご、ごめん・・・」





クマは何となくしょんぼりした。








「・・・・なんかツライ事でもあったんじゃねぇかな・・・」





内山がなんとなく、そんな事を言った。








「そ、だよな・・・いつもなら俺らが遊びに行くってこと知ったら必ずヤンクミの奴、

俺達な〜んも言ってないのに、勝手に仲間に入って俺らと一緒に遊びに行こうとするもんな〜

・・・でも一体何が原因で、元気ないんだ???」








南がそんな事を言うと、なんとなく四人は考え込んだ。








「・・・・・・・」





慎は何も言わなかったが、やはり目の先には久美子の姿があった。








「なんかヤンクミが元気になるような事ねーかな〜・・・」








そうこう考えていていた時、クマが珍しく提案を出した。








「・・・・・・・・今日だけヤンクミの事、俺らから誘ってやらねーか」


「一体どうしたんだクマ??」





その提案に驚いた南はクマに問い掛けた。








「・・・あ、いやさ、俺ら随分ヤンクミの世話になりっぱなしだったし、

それに、やっぱヤンクミの凹んでる姿なんて、あんま見たくねぇって思ったんだけどさ、

・・・やっぱ・・・駄目か??」





「・・・・そうだな世話になりっぱなしってのは、やっぱり良くないよな・・・・」








内山がそう言うと他の二人もクマの提案に乗り気になった。








「よし、ヤンクミを元気付ける為に今日のボーリング誘ってやっか、慎もいいよな。」


「・・・・・ああ、別に・・・・」




















to be next・・・・・・>




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++あとがき++
さ、三ヶ月以上ぶりの更新。

すみませんこんな中途半端な文で・・・・・・もうなんだか、申し訳ない。

もっと頻繁に更新できればいいんですけどね・・・・本当にllllorz

さぁ、次の更新はいつになるんだろう・・・・自分で言っててちょっと切ない。



h20.9.16


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